所在地

〒156-0057 
東京都世田谷区上北沢4-18-16
サンクチュアリ上北沢1F
営業時間:11:00-20:00
休業日:水曜日
TEL/FAX:03-3304-5545

マウンテンバイク

「未知なるアウトロー・ロード~マウンテンバイクの誕生」

ゲイリー・フィッシャー、ジョー・ブリーズ、トム・リッチー・・・、彼らの名前を聞いて、すぐにピンと来る’自転車ファンが現在どれくらいおられるでしょうか。

私を含めたミドル・エージの自転車ファンには彼らの存在は馴染み深く、多くの方はおおよそ人物の詳細も、彼らが世に放った名車の数々も容易に思い浮かべることが出来る事でしょう。

しかし今のお若い方にとって彼らは既に伝説の人物であるか、ともすればフレームやハンドル、シートピラーに記される印字の他に特別な認識を持たれない方も増えているのではないでしょうか。
それはささやかなれども時代の移り変わりである事と、ひとり歩きを始めた彼らの産物が確たる意志を主張するまでに、身を成し遂げた証しであると言うべき事なのでしょうか。

彼らこそが、マウンテンバイクという未知なる自転車を、一つの形(分野)として具現化していったパイオニアなのです。

 

 

     MTBのルーツといわれるゲイリー・フィッシャーのクランカー (写真下)

     

 

▲このページのトップへ戻る

 

トレールを満喫するには絶好のフィールド

マウンテンバイクという呼び名は1979年にゲイリー・フィッシャー、チャーリー・ケリーが設立した「マウンテン・バイクス社」の商品名であることはご承知の通り。

しかしマウンテンバイクの歴史はそこから始まったわけではありません。

嘗て彼らは国内有数のトップレーサーでありオリンピック候補選手でもあった言うなれば自転車界のエリートたちです。

彼らがロードレーサーを駆っていた('70年前後)その頃には既に、気ままに集ってはにわかごしらえの改造オフロード自転車でダートロードをひた走るデンジャラスな遊びを楽しむ若者たちが存在したといいます。

 


 

そのフィールドとして現在最も有名なのが、マウンテンバイクの聖地と言われるカリフォルニア州マリン郡のイーストピーク(東峰)マウントタマルパイス、通称Mt.タム です。

サンフランシスコ都心からは約20kmの距離。
ゴールデンゲートブリッジを渡って101号線をそのまま北上すると程なく辿り着く。
西海岸に半島状に伸びるマリン群には標高500m程の山々が連なり、その中に一番高くそびえるのが標高784mのMt.タムです。
冒険心を刺激するダイナミックな山の起伏や谷川の流れ。

そこは今で言う、

トレールを満喫するには絶好のフィールド。

 


 

自転車界のエリートたちがそのスリリングな情景を目の当たりにした時にはさぞや衝撃を受け、瞬く間に惹きこまれていったであろう姿は容易に想像がつきます。

遂に彼ら(ゲイリー達)は自らが率先して遊びに興じる事となり、楽園のフィールドを走破する為のアイデアを当て嵌めた自転車を紡ぎ出しました。
その自転車こそマウンテンバイクの原型となるフィッシャー型クランカーです。

その後'77年頃には現在のマウンテンバイクの指針となり得る「Breezer号」がジョー・ブリーズのデザインによって製作されたことを皮切りに、優れたビルダーであったトム・リッチーがフレーム製作を手がけるなど、嘗て若者達の危険な遊びとエリート達の冒険心から発生し発展していった未知なる分野(自転車)は、確実にその方向性を一つの分野へ押し上げる力を備えつつ加速度的に実用性と認知度を上げて拡大していくことになったのです。

'78年コロラド州で行われたイベント「パールパス・ツァー」が一つのきっかけとなりレクリエーションフィールドは西海岸から内陸部へ・・更に拡がりの勢いは衰えを見せずアメリカ全土、そして世界へと、自転車産業界をも巻き込む大きなうねりとなって歩みを始め、

未知なる分野マウンテンバイクは前人未到のアウトローロードを突き進んで行くことになったのです。

 

▲このページのトップへ戻


「GT」初のマウンテンバイク


これは当時、BMXの世界に旋風を巻起していたゲーリー・ターナーが'80年初頭、センセーショナルに世に放った「GT」初のマウンテンバイク。

どことなくBMXの面影を残しています。

歴史的希少価値のあるこのMTBは、

現在、当店で展示しています。
めったにお眼にかかれない代物!


「どうぞ生で、ご覧下さい!」


ダウンチュープに貼られたデカールにはGT Timber line ALL-TERRA BICYCLESと記されています。

当時はゲイリー・フィッシャーがマウンテンバイクの呼称を登録商標としているよう言われていた為にALL-TERRA ・・としたのでしようか。

しかし実際のところゲイリー・フィッシャーは初めから登録商標の手続きは取っておらず、当時、雑誌「Bicycling」の編集長が「MOUNTAIN BIKE」は登録商標されているのものと勘遠いをして「ALL-TERRA IN BIKE」の言葉を使い始めたのが事の流れだと、後にゲイリー・フィッシャーは語っています。



タイヤ表面のプロックにはなんとGTの浮き文字が!


これはもう乗るなということか!

▲このページのトップへ戻る

"));